小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

言霊。コトダマ。そして、弱くてもいい。

 

これまで書いてきたとおり、

私の父は37歳で、母は60歳で亡くなりました。

 

 

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生前、父は、「俺は長生きはしたくない。」と言っていました。

 

父の死後、母は、このことを忌み嫌っていました。

「あんなこと言うからこんなことになっちゃったのよ。」と。

 

 

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が、しかし。

 

そのうち、なぜか、母も、

「60歳まで生きれば良いと思う。長生きしたくない。」

と言い出しました。

 

母が40代後半から50歳になるかならないかだったと思います。

 

当事、ハタチそこそこの若者だった私は、60歳など遥か彼方のものでとてもとても遠くに思えたことと、

また、祖父母も亡くなっていて年齢を重ねることが実感としてよく分からなかったので、母の言葉に表立って反対はしませんでした。

 

今、当時の母に近い年齢になって思うのは、

 

きっと更年期で不安定だったんだろうな。

そのことを誰かに話して甘えられなくて、私に言って甘えてきたんだろうな。

実際、夢中で仕事と子育てをしてきて、ちょうど疲れの溜まる時期だったのかもしれないな。

 

ということです。

 

 

🌻🌻🌻🌻

 

 

そして、母は、60歳で亡くなりました。

 

言葉どおり。

 

 

このことに気が付いた時、私は、

言葉の力はすごい。

言霊って、ホントにあるのかもしれない。

と思いました。

 

(もう少し理論的な風に言うのなら、自分で放ってしまった言葉が、潜在意識に刷り込まれて、無意識のうちに不健康な生活を選択してしまっていた、ということなのでしょう。)

 

 

🌻🌻🌻🌻

 

 

それから、私は、

無理矢理にでも、心から思えなくても、

「長生きするって決めてる。」と公言するようになりました。

 

それが、私にできる数少ない親孝行のような気がするからです。

 

正直に言えば、

父の享年を超えた時、ホッとしましたし、

今度は60歳でホッとするのでしょう。

 

それは、自分が生きながらえたということに対してでもありますが、

両親に対して何か約束を果たしたような気持ちになるのです。

現実には、約束はしていないけれど。

 

 

そして、そうは言っても、日々暮らしていれば何かと落ち込むことはありますし、

特に私は自分のこととなると根性ナシになる癖がありましたから、

 

時には、

 

「ああ、いつまでこの人生続くのかなあ。苦し過ぎる!」

 

などと思い、

思うばかりか、親しい友人らにこぼしてしまって怒られる、ということもあります。

 

 

怒ってくれる人がいることは、ありがたいことです。

甘えています。いつもありがとうございます。

 

 

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割とつい最近までは、

人に甘えることは良くないと思っていたし(上に述べた甘え方は、構ってちゃんの面倒くさい甘え方なので、素直に「ツラい。助けて。」と言った方が良いとは思います。)、

ましてや甘えるような人間であることをこのような場で公表するなんて、大人として、弁護士としてあるまじき行為だと思っていました。

 

でも、しかたない。

私の心はそんなに強い仕様ではないのだから、もし強くなれるとしたら、こうして、

私は弱いということを認めるだけだと思うのです。

 

 

弱くても、いいじゃないですか。

 

ホントのところ、弱いんだから。笑

 

 

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で、何が言いたいかといいますと。

 

①言霊は、本当にある気がする。

 だから、できるだけ、ポジティブな言葉を発したい。

 

②そうは言っても、人間だもの(みつを)。

 弱るときもあるよね。いいじゃないか。弱くても。

 

です。

 

先日、ある方から、私には男性を癒す才能があるから水商売とか向いているのでは。と言われました。

 

私も、実は、そんな気がしてます。笑

 

 

強くあらねばならない、クライアントを引っ張っていかなければならない弁護士よりも(ここは程度の差はあれ、弁護士には必須の要素だと思います。)、

 

弱くてもいいよ、と言って、

 

男の人(女の人も!)の心を、ふにゃーんととろけさせる方が楽しそうだし、向いているかも!?

 


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