小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

気持ちを隠さなくてもいい。 ②

前回の続きです。

前回は、

隠しごとをしたい動機が、優しさ(=愛)に基づいているのであれば、事実を隠して気持ちを隠さないという方法を取れば、隠しごとをした人の無用な自己嫌悪を軽減でき、うまくいく、

という趣旨のことを書きました。


🌻🌻🌻🌻


では、上の場合と異なり、気持ちを隠したい場合はどうすればよいのでしょう。

典型例は、人を嫌っている気持ちを隠したいときです。

私たちは、
大人なんだからこんな理由で人を嫌っちゃダメ、とか、同じ職場等だから上手くやらなきゃ、とか、相手から攻撃されて無性に腹が立つけどやり返すのは大人げない、とか、私には嫌いな人なんていませんと言いたい、とか、
色んな理由で、「嫌い」という感情を抑圧してしまいます。


そんなときは、まず、

人を嫌っている自分を認め、

理由についてああだこうだと考えることなく、

もう一人の自分から自分に対して、「そうだよね。嫌いなものは嫌いで仕方ないよね。」と言ってあげる。

ことが、大切だと思います。


そうすると、不思議と、気持ちが落ち着きます。

もちろん、近しい人に話をして共感して貰うのも、良いストレス発散方法ですが、
ウィルス対策ソフトのように常時バックグラウンドで動いている自分ツッコミを停止して、自分が自分の気持ちを分かって共感してあげると、本当にホッとします。


人は、理由なく、あるいは理不尽な理由で、人を嫌いになることがあるし、嫌ってもいい。


もちろん、社会生活を送る上で、人に対する嫌悪の感情は外に出せないことも多いです(はっきり「嫌い」と言える人は、このブログを読まない気がします。笑)。

でも、自分に対してまで、「嫌い」という気持ちを隠さなくても良いのです。


🌻🌻🌻🌻


自分が理由なく人を嫌うことがあってもいいんだ、と思えるようになると、

人から理不尽な嫌われ方をしたときにも、

「ああ。嫌われてるのかな。(理由を推測)まあ、でも、そういうこともあるよね。嫌いっていう感情は、あの人のものだから、自由だよね。」

と、意外とクールに受け流すことができます。


そして、「嫌いという感情は相手のもの」と思っていると、
相手の感情にまで責任を持つことをせず、不要な自己嫌悪をしないので、
相手が自分に何か攻撃をしてきたような場合には、はっきりとNoを言うことができますし、自分が悪かったなと思えば素直に謝ることもできます。


そう。

優しさから事実を隠すときも、

イヤな気持ちを隠したいときも、

どちらも、少なくとも自分には、気持ちを隠すことはしなくていい。


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ポルトガル・ナザレ。指写ってるし!笑笑