小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

生命とともにあること。カルボナーラの現場から。

私は、料理することが、好きだ。

特段凝ったものは作らないし、ふだんはだいたい2品しか作らない。

世の中には私よりももっともっと、料理が好きで上手な人がたくさんいるので、わざわざ公言することに躊躇を覚えていたが、好きなのだ。

ちなみに、もちろん、料理を作ってもらうことも、好きだ。

 

料理をすることが好きな理由は、よく言われるように、

創造性、結果が出るスピードが速いこと、ある程度までは努力に見合う結果が出ること、自分好みの食材や味付けを楽しめること、等々様々な理由があるが、

今、一番の理由は、「生命とともにあること」だから。

 

食事を頂くこと自体が生命を頂くことであるが、調理のプロセスにおける、食材を切り、整え、加熱する所作は、まさに、生命を頂く準備であり生命とともにあることだと、カルボナーラを作るために卵を割り、こんもりとした卵黄の美しさに見とれた時に、気がついた。

 

敬虔な気持ちにさえ、なった。

 

 

思えば、人は、自分以外の生命とともにいられずにはいられない生き物だ。

 

家族、パートナー、友人とともに、

ペットともに、

草木や花とともに、

海や大地とともに、

太陽や月とともに。

 

生命体から生まれたから、生命とともに、いたいのだ。きっと。

 

自らの手で、自分のために、生命を頂く準備をすることも、生命とともにあるということなのだろう。

 

そのことは、まさに自分を大切にするということであり、もしかしたら、食べること以上に、私にエネルギーを与えてくれているのかもしれない。

 

昨年はあまり自炊できなかったけれど、もっと自分でご飯を作ろう。


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