小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

謎の責任感。謎が解けた。かもしれない。

私は、責任感が強い。

弁護士は責任感が強い人が多いが、ご多分に漏れず、私もなのだ。

 

えっ?とかいうツッコミは認めない。

責任感が強すぎると自分が潰れてしまうので、あえて表面上は責任感を緩めて振る舞う人も多いのである。ホントよ。

 

強すぎるあまりに、身体に影響が出たり、空回りしたり、時にはワーッと感情的になってしまったりして、盛大に自己嫌悪タイムに突入することもある。

 

最近は、私ったら、責任感強すぎになっちゃうくらい、人のために頑張りたいんだね!と以前よりは自分を優しく見てあげられるようになったけれども。

 

 

なぜ、こういう性格になったのか、謎が解けたように思う。

もとい、頭では数年前から理解していたし、何度か腑には落としていたのだけれど、また再度、腑に落ちた。

 

母を助けたかったのだ。

 

小学生の子ども二人を抱えて突然未亡人になって、社会復帰して何とか自分の居場所を確保し、家族を守ろうとしていた母を。

 

私は、お姉ちゃんだから、頑張らなきゃ、と思ったのだ。

 

離婚して、母を亡くして、弁護士になって、人様の人生に責任を持って。

 

「誰も助けてはくれない。私は自分で自分を守るしかない。」と悲壮な思い込みを持って(今考えれば本当に思い込みで、元ボスや同僚や友人たちに守られていたのだが)、

心に鎧を着込んで、本当に首と肩が凝り固まって贅肉を着けたり、婦人科系手術をしたり。

大酒を飲んだり、人に依存してみたり。

 

私は、子どもを欲しいと思ったことがほとんどなくて(子どもは好き)、自分でも不思議に思っていたのだが、

おそらく、責任感が強すぎて、自分の力では子どもを守れないと心の底で思っていたんだと思う。

 

それが私の人生だし、後悔はしていないけれど。

 

謎が解け、自分を理解できると、

腹の底から安心感を得て、心身の緊張が弛み、弛んだ場所から温かさを感じて、心底癒されたなと思う。

 

責任感は、信用を作る。社会生活には必須アイテム。

 

でも、何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし。なのだ。


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リアルアンパンマンアンパンマンの優しさが大好き。

 

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