小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

暗闇を受け容れ、光を受け取る。



続きものシリーズみたいになってきました。

 

みなさま、新しい時代になりましたね。

令和もよろしくお願いいたします。

 

黄金週間前半、すなわち平成最後の二日間、私は、根本裕幸先生のライフワークセミナーに行って参りました。

(ちなみに、5月26日には、私、根本先生主催の法律講座の講師もします。よろしくねっ!)

 

ライフワークを生きて幸せなパートナーシップを築く上で問題になっていることがらを、様々な手法で心理的に癒し、解決に導いていくという内容だったのですが、

私の中で最も大きなテーマになったのは、主に罪悪感や無価値感に起因する、「自分の暗部を受け容れ、光を受け取る」ことでした。

 

自分の思うとおりに両親などから愛されなかった、という経験は、「私は(頑張らないと)愛されない」という無価値感に基づく思い込みを作り、兄弟や他者への嫉妬を生み出します。

他方で、

目立ったり愛されたりして嫉妬され、人を傷つけてしまったという体験は、罪悪感と嫉妬されるおそれを生み出します。

 

誰かを助けられなかったという思いも、無価値感と罪悪感を生み出します。

 

これらの感情は、「するべき」という思考によって表と裏の自分を作るので、

人に見せられない裏の自分を隠して表を保ち続けるために、仕事や家庭内で犠牲的に頑張り過ぎたり、アルコールやセックス等に依存したりしてしまう。

 

私は、「弁護士たるものこうあるべき」「女性はこうあるべき」「大人たるものこうあるべき」が多すぎて、それに反する自分を激しく自己攻撃する、ということを繰り返していました。

「べき」同士が矛盾してしまうくらい「べき」が多くて(強くあらねばならないと弱くあらねばならないとが同じシチュエーションで存在したり)、がんじがらめになり、私はいったい何がしたいんだ?何になりたいんだ?と自分にツッコミを入れることもしばしば。

 

まさに、裏の自分と表の自分、何なら横とか上とか下の自分の葛藤です。

 

これを統合して「全部が、私。本当もウソもない。」と受け容れられると、葛藤がなくなり、気持ちが楽になり、それまで葛藤や抑圧に注いでいたエネルギーを、ライフワークなどのポジティブなことに注げることができるようになるので、豊かで幸せな状態により速く近づく。というわけです。

アドラーの説くように、「今、幸せであることを決める」というやり方もあります。まあ、方法論より、ぼかぁ幸せだな~(若大将)と感じられることが大事かと。)

 

で。

見ました。自分の暗闇を。

 

嫉妬まみれ、怒りまみれ、小心者、無能、半端な優秀さで人を傷つける、自分には何もない、私は人を傷つける、孤独、人を嫌ったり恨んだりしている、これらを隠すためにいい人のふりをしている、私なんて生きていても意味がない、

そんな、自分を厳しく監視し、嫌っている、うんざりする自分を。

 

そして、そう思うようになった経験、感情、感覚を。

 

うんざりしました。笑

心底うんざりすると、人間って動けなくなって、眠ってしまうようです。

 

でも、うんざりし続けたら、その先にある光も、見ることができました。

 

本当は愛されていた、今もたくさんの人に愛されている、人を傷つけてしまうのが怖いほど優しい、一人じゃない、人が大好き、人を楽しませたり勇気づけたりすることができる、空気をなごませる、芯が強い、

幸せで魅力的な自分を。

 

そして、自分を許すことができると、人を許すことができる。

 

言うは易し行うは難しで、きっとまた、何かある度に、たくさんの自己否定を重ねるのでしょう。

そしてその度に、何度でも、自分の暗闇を見つめるのでしょう。

 

ただ、今回、暗闇を受け容れて光を受け取るコツを掴んだように思うので、これからどんどん、令和バージョンの私になっていく予感がします。


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☆私の半生 ①自然の中の原風景と父の死

☆私の半生 ②普通になりたかった青春時代。

☆私の半生 ③離婚、そしてがむしゃらへ。

☆私の半生 ④ロースクール受験を決意(前編) 崖っぷち!

☆私の半生 ⑤ロースクール受験を決意(後編) 母を助けられなかった。

☆私の半生 ⑥ロースクール入学、母の死

☆私の半生 ⑦合格、そして弁護士になる。