小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

海へ。

大型連休明けは、なかなかにハードな1週間でした。

 

2週間前に学んだことを、もう一回復習してみな?と、もう一人の自分から問われているような。

 



主に自分にうんざりすることがとても多い日々でした。人に腹を立てたりモヤモヤしても、結局は自分を見ることになるから。

 

また、他にも私をうんざりさせる外的要因がありました。

私の住むマンションは、ここ数ヵ月ずっと外壁やベランダの工事をやっており、このため、断続的な工期ではありましたが、工期に入ると早朝を除くほとんどの時間、窓とカーテンを閉めていました。

窓の向こうが開放的で実際カーテンをかけずに風を通しても大丈夫なところが好きでこの部屋に住んでいるのに、特に土日に風が抜けない部屋にいると、本当に息が詰まりそうでした。

 

そんなうんざり気分最高潮?の1週間を何とか乗りきって、早く目覚めた土曜日の朝。

 

『そうだ、海、行こう。』

 

と思い立ちました。

今回は京都ではなく。ええ。

 

 

電車に揺られること約一時間半。

駅から歩くこと約20分。

 

いつも車で素通りしていた、134号線沿いの海。

車からは防風林の松しか見えず、何だかな、と思っていた海。

 

松の林というか森を抜けると、そこは、相模湾でした。

(雪国風に、笑)
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かなり広い砂浜には、まだこの季節、ビーチバレーやサーフィンや釣りを楽しむ人々と、多少の海を見に来た人々しかいない。

 

砂浜に座り、ひたすらボーッとしながら、

寄せては返す波の煌めき、波しぶきの美しさ、水平線の向こう、遠くに霞む伊豆半島を眺め。

海に裸足で入って潮風と砂の熱さと水の冷たさを肌に感じ。

 

海の広さに併せて、自分のパーソナルスペースを思いっきり広げ、

ストレッチしたり、深呼吸したり、しました。

 

そうしているうち、ふと、

 

「怒りや恐怖や悲しみで、『もう2度と傷つきたくない』って思ったリトル私が、私を守るために頑張ってきてくれたんだよなあ。」

 

という思いが、いくつかの思い出とともに、こみ上げてきました。

 

本当に、私、よく頑張ってたなあ。

と思うと、少し涙が出ました。

 

同時に、周りの人々に、ありがとう。と言いたい気持ちでいっぱいになりました。

 

 

自然の美しさや雄大さは、縮こまりそうな心を広げてくれる。

 

ありがたい幸せ。


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