小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

びっくりするほど青い紫陽花と幸せを感じる心について。

近ごろ、天候も不安定だが、私の心も不安定。

たぶん、5月が忙しすぎて、外にばかり目を向けていたから、ほっと一息ついた時に、私の中の私が、「私を見てよ!ケアしてよ!」と暴れているのかもしれません。

 

そんなときに限って、

紛争の全体を把握せず断片的な事実のみを恣意的に拾ったご都合主義の相手方代理人(しかもベテランなのがたちが悪い)の書面が届いたりするもんだから、怒り心頭になったり。

自分の個人的な問題を投影するかのようなご相談が来たり。

急に不安に襲われて、私大丈夫かな?と思うほど、1日のうちに感情が何度もアップダウンしたり。

 

で、帰りの電車に乗っていたら、悲しいわけでもないのに、ふと、涙が溢れてきました。

ここで泣いてしまっても、変に思われない、というか誰も関心を抱かないのが、大都会のいいところ。

 

更年期かなあ。と思いつつ、3駅過ぎる頃には、涙は乾いていました。

 

帰る道すがら、たまにはオーガニックお弁当にしよう!(自炊しろよというツッコミはなしで)と思い立ち、お弁当屋さんに行きました。

 

購入し、お金を払い、右手で完全に閉じていない財布を持ち、左手でお弁当を受けとろうとした時、お店のお兄さんが、言いました。

 

 

「(お弁当を受け取るのは)お財布、しまってからでいいですよ。」

 

 

私は、思いもよらない優しさに驚きつつ、

 

「あはははは。ありがとうございます!」

 

と答え、財布を閉めて、バッグにしまい、お弁当を受け取ったのでした。

 

 

そうなの。

そうなんだよ。

 

 

今朝も、現代人はタスクが多すぎて、今ここにいる自分を意識しないと戻ってこれない、と、駅に向かって歩きながらスマホをチラ見して、あえてバッグにしまい、思ったばかりでした。

 

思ったばかりなのに、財布を閉めるのを、お弁当受け取り後に歩きながらやろうとした私。

 

それは、東京の忙しい店員さんたちや、後ろで並んで待っている人たちへの、私なりの配慮でした。

 

気づかいする心は、いい。私の優しさだから。

 

でも、もっと、ゆっくり、丁寧に、挙動を心がけていい。

(私を知る方々は、十分のんびりまったりだよ!思われるかもしれませんが。)

 

 

『自分を大切にしていいんだよ。』と言われたような気がして、

感動しながら歩いた道すがら、

 

信じられないほど青い紫陽花に出会い、目を奪われました。

 

 

そして、帰宅して、エレベーターに乗りながら、ふと、気がついたのです。

 

 

私は、電車の中で泣いてしまう弱い自分を責めてきた。

更年期なんじゃないの~?と意地悪な目で見ていた。

大人のくせにみっともない。。。とも思った。

だからダメなんだよ、クライアントには偉そうに振る舞ってるくせに。とも思った。

 

 

でも、いいじゃない。

 

そんなときも、ある。

 

 

そう。いいの。泣きたいときは、泣けばいい。

 

誰にも迷惑かけていないから、とかいうエクスキューズすらいらない。

 

泣きたかったんだもの。

 

それで、いい。

 

そう思えた時、私は、心から、幸せだと思いました。

 

そしてね、

『ほら。やっぱり、私はダメなんだよ。』

じゃなく、

 

『だから、これからは、上手くいく。』

と、思えたのです。


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※信じられないほど青い紫陽花。修正していません。