6月22日。今日は、夏至です。
皆さまご存知のとおり、夏至は、1年のうちで最も日が長い時。
昼と夜は古来より陽と陰になぞらえられますが、夏至は、陽が極まる、という日です。
その直前の、6月20日の夜、私は、5年も前から願っていたけれど、何となく行動しなかったことを、実現するべく、思い立って、友人に連絡しました。
「私、猫を飼うことに決めた。保護猫を紹介して下さい。」
病み上がりの友人は、体調万全ではないのに、合点承知の助!とばかりに、光の速さで、動いてくれました。
秒速、音速どころじゃないです。光速。
翌日、21日午前11時、私は、仔猫たちと面会していました。
そして、ミルクボランティアさんたちによる卒乳後の7月下旬、この仔猫たちを、家族として迎えることを、決めました。
私に、みんなに、必死で手を伸ばして、生きようとしている、暖かくて小さな命。
かわいいのはもちろんだけれど、ここまで生き延びて、私と出会ってくれたことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
母親になりたいとあまり思ったことのない私ですが、お母さんというものは、こういう気持ちなのかなあ。と想像しました。
友人からは、「のんびり待っててね。」と言われていて、3ヶ月くらい先かなあ、と思っていたのに、24時間以内に決まってしまうという、怒涛の展開。
必要なことは、全てトントン拍子に進むという典型のような流れでした。
はじめに友人に連絡した後、「私に家族ができるんだ。」と思うと、涙が止まらなくなりました。
嬉し涙です。
嬉し涙を流すなんて、司法試験に受かった時以来かもしれません。
父がいて、母がいて、弟がいて。
とても幸せな家族でした。
父があまりにも早く亡くなった後も、3人で生きてきて、私には、家族がとても大切でした。
でも、結婚して、離婚して。
母が亡くなって。
「家族はいなくなる。」という体験を重ねて。
やっと、家族を迎えることができるほど、心が、整ってきたのかもしれません。
猫ブログはじめちゃうかも!?ヤバい!笑
●シリーズ
☆私の半生 ①自然の中の原風景と父の死
☆私の半生 ②普通になりたかった青春時代。
☆私の半生 ③離婚、そしてがむしゃらへ。
☆私の半生 ④ロースクール受験を決意(前編) 崖っぷち!
☆私の半生 ⑤ロースクール受験を決意(後編) 母を助けられなかった。
☆私の半生 ⑥ロースクール入学、母の死
☆私の半生 ⑦合格、そして弁護士になる。