小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

未だ生じていない愛別離苦を想像してしまう癖。



猫たちとの暮らしは、幸せです。


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たぶん人間の家族と暮らすのと同じで、いつもいつも嬉しい楽しい大好き、とはいかないけれども。

 

危険だから躾をしなければならないこともあるし、

何度も諭しても分かってくれないこともあるし、

仔猫たちのためにやっていることをイタズラで邪魔されることもあるし、

私が1人になりたい時もあるし、

仕事や用事で出掛けなければならない時の葛藤や罪悪感もある。

 

それでも、幸せ。

 

彼らの無邪気で愉快な行動や、キラキラした好奇心や、純粋な愛情、ぬくもり。

生命力。

 

そうした全てが、私を幸せにしてくれます。


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でも、幸せであればあるほど、

いつか必ず来る猫たちとのお別れを想像して、怖く、悲しくなる。

 

仏教でいうところの『愛別離苦』。

 

まだ別れは起きていないのに、

これまでの数々のお別れを思い出しては、悲しくなってしまうのです。

 

原爆の日、お盆、終戦記念日と続く季節柄、生死に思いを馳せてしまうことも影響しているのかもしれません。

 

あの別れの悲しみをもう一度味わうくらいなら、

家族だなんて思わずに、もっとドライな付き合い方をしたほうがいいんじゃないか。

 

ふと、そう思ってしまうほど。


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でも。愛を止めることなんて、できない。

オフコースに言われるまでもなく。。って古いな。笑)

 

そして、よくよく思い出してみれば、

私の愛別離苦が未来を怖れるほど苦しいのは、それほどに愛があったから。

 

早く亡くなっても、私はやっぱり私の両親が良かったし、

元夫や、元彼たちと、出会わなければ良かったとは、思わない。

 

そうだ。全て、良かったんだ。

 

そう思い出すと、

 

私は、むしろ、猫たちより長生きしようと思うのです。

それは、もちろん、彼らの命を守るためでもあるけれど、彼らに大切な人を失う悲しみを味わわせたくないからでもあり、

 

自分の人生を精一杯生きつつも、猫たちとかけがえのない家族として生きよう、と思うのです。


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