小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

母について。2020年。②

 

皆さま、こんにちは!愛し合ってますか?

 

おかんシリーズ2020年バージョンです。

 

私は、母と仲良しでした。

いわゆる友達親子だったと思います。

性格もよく似ていたし、お互いの人間関係もシェアしている(私の友人と母を交えて飲むこともあったし、逆もしかり)、とても近い関係でした。

 

ただ、似ているとはいえ、当たり前ですが、違うところもありました。

 

例えば、私は、昔から、自分や人の心のことを深く知ろうとする性格でした。感受性も強かったし、ちょっとしたことから人の気持ちが分かってしまうようなところもありました。

このため、つらくなってしまった時に、母に相談というか話を聞いてもらうことがありました。

母は、概ねよく話を聞いてくれましたが、忙しかったり彼女のコンディションが悪いときには、たまに、私のことをめんどくさい性格だと言うこともありました。

で、私は私で自分の性格のめんどくささをもて余していたところもあったので、「何でそんなこと言うのよ!めんどくさいのなんて自分が一番分かってるよ!」と、ケンカになるという(笑)

 

 

ただ、今になって思うことは、

「めんどくさい」というのは、実は、母が母自身に対して言ってたんだろうな、ということです。

 

だって、母も、繊細だったから。

 

 

おかんは、自分の繊細さが嫌いだったんだなあ。

 

きっと、生きづらい思いを抱えて、

自分の繊細さをなかったことにして、

世の中から受け容れられやすい明るさとか前向きさを伸ばして生きてきたんだなあ。

 

 

そうか。

 

おかんの繊細さ、私は嫌いじゃないよ。

 

私は私の繊細さが嫌いじゃないし。

 

 

と、おかんに向き合っていた時に、ふと思い出したのでした。


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★シリーズ①