小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

続・弁護士も自分で世界を選んで作っている。



こちらの続きです。

この記事に関して、社会学者の友人から、「1人暮らしの女性が猫と暮らしたら女として終わり」という考え方は、男性のミソジニー女性嫌悪・女性蔑視)であり、当時の私はそのミソジニーを自己内面化して自己嫌悪に陥っていたのではないか、との感想を貰いました。

 

友人の意見には全く同意で、友人には既に返信をしましたが、ここでもう少し深くシェアをしたいと思います。

 

猫と暮らすことに抵抗があった当時の私は自己嫌悪が強かった。日本の社会では、女性が年齢を重ねることにネガティブな意見を探すことは非常に簡単です(厳密には男性も、ですが女性の場合男性より早い段階でネガティブを迎える。)。

当時の私は、おそらく、自己肯定感が低いあまりに、そうした意見(ミソジニー含む)に無意識にアクセスし、自業自得で振り回されて、ますます自己嫌悪が強まるという自作自演ネガティブスパイラルに陥っていたのだと思います。

 

ですが、今の私は、以前に比べると自己嫌悪は格段になくなりました。

このブログにも相当書きましたが、自己肯定感を上げることに取り組み、父親(心理的に男性の原型)への「何でこんなに早く死んだのよ!役立たず!」という葛藤を乗り越えることに取り組み、父親の愛を改めて受け取るということをしてきました。

 

その結果、

 

男性のミソジニー的な言動(いわゆるインセル、「自分がモテないのは女が悪い」的な言動)に接すること自体が減ったし(前回書いたようにチャンネルを合わせていないので気に留めるべき情報として私の中に入ってこない)、

 

仕事等でたまにそういう人に出会っても、「愛されたくて仕方がない人なんだな。」と思うにとどまり、

失礼な人には「失礼な人だな。」と思うにとどまり(もちろん失礼返しをするよ!)、

 

稀にそういうタイプの人が私に対して嫌がらせ的に絡んでくることがあっても、「愛されたくて仕方がない人なんだな(2回目、笑)。でも、ごめんなさい。あなたの求める形では愛せません。それはあなたの問題です。」という気持ちで、

ただ、その人のことを、「こんなに愛の欠乏症になっているっていうことは、ものすごく愛に関心がある=愛の才能がある人なんだなあ。本当はたくさん愛することができる人なんだろうなあ。」という目で見る。

 

彼らが彼ら自身と向き合う力があることを信頼し、彼らが彼ら自身を愛することができるように祈る。

 

 

それは、自分が、自分を愛することができるようになったから。

 

私にもできたんだから、あなたにもできるよ。

 

何らかのご縁があって、私の目の前に現れてくれたんだから。

 

と、心の中で思っています。

(口には出さない。ミソジニーを抱えて感情爆発状態の男の人と話をすると、攻撃されてこっちもやり返したくなったりしてめんどくさいから(笑))

 

 

そうやって自分で自分を愛していると、

すなわち自己肯定感を高めていると、

 

 

優しい男の人はますます優しく、

 

ミソジニータイプの人も少し優しく変わったり、

攻撃性が減って、「苦手」程度になったりします。

 

男の人は優しいことを、思い出せるようになります。

 

 

まずは、男の人が優しいことを思い出せないくらい、傷ついてきた自分に優しく。

 


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