小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

自分で決める。ということ。

皆さま、こんにちは!愛し合っていますか?

 

根本裕幸先生の新刊『7日間で自分で決められる人になる』を読みました。

自分で決める、っていうと、進学、結婚、転職など、人生の一大決心、みたいな感じがしますけれど、実は、私たちは、日々、何を食べるか、飲むか、何時にどうやって行動するか、何を身に着けるか、仕事をどう段取りするか、娯楽は、何時に入浴して寝るか、等々、様々なことを決めています。無数の決断を経て、今の自分がいます。

しかし、これらの決断のうちには、自分で決める権限がない(と思っていること)ものや、家族や同僚や友人等を慮って決めたことで本当の自分の気持ちを貫いていない感じがするようなものも、多くあると思います。

こうした決断には「仕方なく・・」という後悔のような感情がまとわりつきがちで、物事が暗礁に乗り上げた際には、責任逃れをしたくなったり、砂を噛むような忸怩たる思いになったり、逆にうまくいっても、自分で決めた感覚が薄いため心の底からの喜びを感じられなかったりします。

 

でも、どんな決断であれ(それが人を慮ったものであっても)、「自分の本心で、自分が決めた」という芯が、自分の中に通っている時は。

荒波のようなプロセスがあったとしても、落胆せざるを得ない結果が生じたとしても、「これが自分で決めたことだ。」という、良い意味で開き直り、肚が座った心地で生きていくことができます。ひょっとしたら、どん底にあっても、生きる幸せを感じることすら、あるかもしれません。

 

この、情報に溢れ速く速くと急かされ人々の繋がりの形が変容し不安が覆い被さっている時代、それでいてかつてなく人々に自由が与えられた時代においては、なおのこと、「自分で決める」ということは、私たちの幸福度に大きく影響すると思います。

 

ところで、私たちには、行動をする際の目には見えない活動源として、思考・感情・感覚があります。

一般に、思考は論理的、合理的で、客観的に「正しい」、第三者にも理解しやすいため賛同を得られやすいものです。

感情は、文字どおり感情。嬉しい、楽しい、面白い、といったポジティブなものもあれば、悲しい、怖い、不安、悔しいといったネガティブなものもあります。

こうした思考と感情の特徴から、今の社会では、一部の芸術やエンターテインメント等の分野を除き、思考が優れていて感情は劣っている、ロジカルシンキング偉い!とされがちです(仕事で「感情的になるな!」と感情的に怒っている人がいたりしますよね(笑))。しかし、経済(相場などは特に)は感情で回っていたりしますが。余談でした。

もう1つ、感覚は、センスというか第六感的というか、「美しい」「なんとなく好き」とか、「居心地が良い/悪い」とか、「なんか違う気がする」とか、そういうもの。誰もが持っているけれど、あまり普段は意識していないかもしれません。

 

私たちが決断をする際には、これらの要素が絡み合っており、自分の内側を意識的に観察する訓練をすることによって(個人的にはヨガや瞑想、次々湧く感情についてメモを取ることがオススメ)、自分の決断がどの要素をどのくらい使っているのか、把握できるようになります。


本書では、思考からではなく、
感情・感覚からしなやかに自分を信頼して決める決断方法について、なぜそうした方が幸せなのか、どうすればできるようになるか、取り組みやすいワークとともに書かれています(読み流すだけではなく、ぜひワークをすることをおすすめします!私も全部ではないけれどやりました。心の深いところに響いて、効果100倍(当社比)です。)。


また、本書では、思考を悪者にするのではなく、思考は決めたことを実現するために使うもの、と、思考の役割を整理されています。

右脳/左脳、女性性/男性性、精神世界/現実世界を横断・縦断・架橋した優れたバランス感覚が、素晴らしいです。

 私的には、ベストセラー『敏感過ぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法』を超える名著です!


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人生って、決断の連続ですよね。

 

皆さまもそうだと思いますが、私も、これまでの人生で、たくさんのことを決めてきました。

 

大きなことだけでも、

習い事や塾に行った時(私は全部自分から習いたいと言う子どもでした)、

高校、大学に進学した時、

就職した時、

結婚、退職、再就職、離婚、ロースクール進学、弁護士になってからの独立、共同事務所化、等々。

恋愛、仕事、趣味、人間関係にまつわるエトセトラ。

様々なことがありました。これからも、たくさんのことがあると思います。

 

そんな中で、どれだけが自分の本心からの決断だったか。親や周囲の人が喜ぶ選択、人から嫌われない選択、誰かへの対抗意識からの選択を無意識にした、と思う場面もいくつかありますし、心の声に従ったな、と思う決断も、もちろんあります。

でも、心の声に従わなかった選択をした経験も、それがあったからこそ、今の私があるんだ、と思っています。

 

心の中で決める。決めたことのために、行動することを決める。

自分の内側を観察しつつ、トライ&エラーを繰り返しつつ、動いていくと、自分の中で「ああ、この感覚は、今ワクワクと盛り上がったけれど、一過性のものだな」「この反対意見に対するイライラは、自分を否定されたような気がするからだけど、もう少し冷静に見てみたらどうだろう」「こういうセンスは自分に合う/合わない」などなど、様々なことが分かってきます。

結果として、だんだんと、効率よくかつ自分にフィットした形で、決めたことが実現していきます。

 

そして。

私たちは、実は、心の深いところでは、もう決めている。

(なぜなのかは、本文を読めば納得です!)

 

皆さまも、自分で決める人生を。

 

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