小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

冒険心。

私は、子どものころから、冒険が好きだった

 

愛媛に住んでいた3歳児の頃の最も鮮烈な記憶は、近所のお兄ちゃんたちと遊んだ、森の中の秘密基地。

大阪の奥地に住んでいた7歳の頃には、自宅の裏山の奥の神社の更に奥、奥宮か別の神社か分からないけれど、うら寂れた小さな神社まで、片側はがけっぷちの道幅1メートルくらいしかないけものみちを一人で歩いて行くのが好きだった。

 

8歳で父の転勤で東京に引っ越して、しばらくは、山が恋しくて泣いた。

10歳で父が亡くなり、母が横浜に家を求め、少しだけまた自然が身近になったけれど、「自分と自然」という世界で生きていくにはどうやら今は難しい状況らしい、と気がつくような出来事がたくさん起きて、人と交わる術を学んでいった。

 

思春期には、母や叔母たち、周りの大人たちが、私の敏感さに触れて、この子はこのままでは生きづらいのでは、と心配した。

成績が良かったし、どちらかといえば真面目だったので、中学の先生たちは心配していなかった。高校に入ってからは、担任の先生は私の敏感さに気が付いた。

今思えば、もしかすると、もしかするとだけれど、自然に触れられないことが、私には厳しかったのかもしれない。

 

高校を卒業する春休みから、スキーを始めた。絶景を観ながら雪山を高速で滑走するのは楽しく、私の冒険心が少し満たされた。

大学4年で、スキューバダイビングを始めた。海と魚たちの織り成す絶景は、私の新たな冒険心を掻き立てた。が、続けていくうち、いつか海で事故に遭うような気がして仕方がなくなり、怖くなって止めた。

 

様々な国内外の土地に出かけた。

神々の地に誘われ、沖縄の久高島、浜比嘉島、伊勢、出雲、その他もろもろ。

中でも、私の冒険心を掻き立てられたのは、ハワイ島だった。

地球上の気候区分のうち、寒帯以外の全てがある島。熱帯、亜熱帯、乾燥帯、温帯、亜寒帯。地球の中心から発する溶岩が噴出する火山の島。

ワイ島の最南端サウス・ポイント(カ・ラエ岬)で、ハワイの先住民族たちが約1000年も前に遥か1800km南のポリネシアからカヌーに乗り海を北上してきたというストーリーを証明する岩の穴(カヌー係留用)を見た時、偉大なる先人たちの冒険に思いを馳せて、涙が零れ落ちた。

もしかしたら、どこかの前世で私もタヒチからハワイを目指していたのかもしれない。

 

社会生活においては、私は、それほど冒険心が豊かな方ではないと思っている。

 

でも、もしかしたら、そう思っているのは自分だけかもしれない、と最近思うようにもなった。

 

冒険は。

怖いけれど、ワクワクする。知らない世界を見ることができる。地球の息吹を感じ、自分が本当に自然の一部に過ぎないことを感じ、日常のありがたさを教えてくれる。

そして、私に、一歩踏み出せばこれまでとは違う景色を見ることができるんだ、と教えてくれる。

 

富士山麓の冒険は、まさに、誘い(いざない)のような冒険だった。

短い時間だったけれども、私が本当の自分に戻ることを後押ししてくれたような冒険だった。具体的にどうとはまだ言語化できないのだけれど。

 

冒険心旺盛で、良かった。

私が私で、良かった。


f:id:masamiogw:20201103202649j:image

 

●お問い合せはこちら

majm-law.jp

●ご相談の流れ/費用/アクセス等はこちら

majm-law.jp

 

●カウンセリングについて詳しく知りたい方はこちら

・なぜ法律相談じゃない相談なのか(法律相談も兼ねたカウンセリングも可能です)

www.masamiogw.com

・どんな相談なの?

www.masamiogw.com

・私が提供できること/したいこと

www.masamiogw.com