小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

祭りのあと。

前回の記事。久々に、感情が爆発したと思う。

 

そして今。まるで、祭りのあとのように、心は静か。

感情を出す、自分の本音を知るって、やっぱり大切だ。取扱いには、体内的・対外的双方において、細心の注意を払った方が良いけれども。

 

今回、気が付いたのは、私の心の中で、母が依然として、「私の一番大切な人」の席に座っていた、ということだ。

母が生きていたらああしたかった、こうしたかった、という仮定の話の内容であったが、もしこれが全て実現していたとしたらば、私は、口汚く、しかし端的に表現すれば「男要らね。」と言っていたことだろう。もしパートナーがいたとしても、万事において母を優先しかねない勢いである。亡くなった人がもし生きていたら、という設定で、私の思い入れが尚のこと深いせいか、そう思ってしまうのかもしれないが。

 

うん。それは、困る。

いや、もちろん、母のことは、めちゃめちゃ大切だし、唯一無二、本当に愛している。

 

でもね。

何しろ、私は、まだ当分この世で生きていくつもりなので、あの世の母と交信しつつ(そもそも交信できないけど)怪しげな独り言を発しつつ物理的に1人で生きていくのは、ちょっと勘弁願いたい。要するに、私は愛するパートナー(絶賛募集中)と生きていくのだ、ということだ。

 

なので、私の心の中の「一番大切な人」の席。そこは、パートナーの席にするので、母にはご退場して頂く必要がある。

当たり前の話だが、もともと母は、父という人がいたわけだし(かなり仲良しだったらしい)、既に父と同じあの世にいるわけだし、これは、母にとっては何の支障もない。単純に、私の心の中の問題なのだ。

 

と、いうことで。

母を、父にお返しする。長い間、ありがとうございました(ぺこり)。

 

私は、教会に来ている。なぜか、「花嫁の父」ポジションに佇んでいる。

右隣には、ウェディングドレスを着た母がいて、私の腕を組んでいる。

クラシカルに、「結婚行進曲」が流れる。扉が開く。私と母は、ヴァージンロードの絨毯を歩く。

左右両側の席では、たくさんの人々が祝福の拍手をしている。

 

ヴァージンロードのちょうど半ばには、父が、緊張した面持ちで立っている。

 

私は、腕を組んでいる母の手を取り、父に差し出す。

母が父の腕に寄り添い、2人は、一歩一歩、チャペルを歩く。音楽は、いつの間にか讃美歌に変わった。

牧師さん(神父さんでもどちらでもいいけど。流派のある方すみません)の前で、二人は、再び、結婚の誓いをして、ヴェールをあげ、指輪を交換し、誓いのキスをする。

 

私は、そんな二人の様子を、ニヤニヤ・・・いや、ニコニコと見つめている。


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