小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

憧れ、からの落胆が怖い。私が女性の手のひら返しを怖れていたのは。

皆さま、こんにちは!愛し合っていますか?

 

私は、たまに、女性から「憧れです。」と言われることがあります。

とっても嬉しい反面、面映ゆくて照れ臭いなあ、こんな自分でいいのかしら、まあ、でもやっぱり嬉しいよね~、期待に応えられなかったらごめんなさいっ!などと思うのですが、最近、「憧れられるのは怖い」という思いがあることに気が付きました。

 

原因の1つは、直ぐに思いつきました。

女性が私に憧れて下さり、お友達になった後、私の何かの要素が気に落胆されたのか、突然、怒って去っていかれた経験が何度かあるからです。複数人です。

 

もちろん、それぞれの出来事の当時も、何か私が至らない点があったのかな、と、それなりにショックではありましたが、まあ、いつもそんなに長く深くお付き合いする前の段階なので、お相手の想像と私の実像が違っていたんだろう、向こうの問題だわ、別に女友達に不自由してないからいいや、と、自分の心を納めてきました。正直に言ってしまえば、冷たいかもしれませんが、去る者追わずだわ、そんなことに構っている暇はないもんね、と思っていたのでした。

 

ただ、繰り返しそういうことがあるということは、自分の内側に心理的なパターンがあり、それが外側の世界に写し出されていることを示唆しています。こうして「怖い」という気持ちが出てきたということは、心を納めたつもりだったけれど実は感情に蓋をしていた、ということなんですよね。

さらに言えば、「別に女友達に不自由してないからいいや」といった「別に(どうせ)~いいや」構文が出てくるときは、拗ねている時だし、「去る者追わずだわ、そんなことに構っている暇はないもん」という正当化が出てくる時は、何らかの罪悪感がある時です。

 

話を戻して、「憧れられるのは怖い」という気持ちの理由の2つ目をお話します。

2つ目は、他の女性たちが、「憧れからの落胆」をしている様子を見て、怖いと思ったことです。よくある例として、学校の先生、習い事の先生、上司、芸能人、等々に対して。彼女たちは、憧れが強ければ強いほど、その人に尽くしていればいるほど、落胆した後、冷たくなっていた。その様子が、自分が冷たくされたわけでもないのに、傍から見ていて、とても怖かったのです。「私もそうされるんじゃないか。」って。これは、私が先生業をやっているせいもあるのかもしれません。

よく考えてみれば(よく考えなくても?)、こうした「憧れからの落胆」感情って、男性にもあるはずで、そうした光景を目にしていないわけではないはずなのです。ただ、なぜか、男性のそういう側面は怖いと思わなかった。

それは、私には「男の人って優しい」という思い込みがあり、「女の人は手のひら返ししをする」という思い込みがあるからなのかもしれません。もちろん、私のこれまでの人生において、男の人が全て優しくしてくれたわけではなく失礼な人意地悪な人だっていたし、もちろん女の人全てが手のひら返しをしたはずもなく、私自身だって手のひら返しをしてきたことがあるのに、そういう思い込みがあるようです。

そして、これらの思い込みを採用している限り、私は、女の人が私に憧れて下さった時、100%素直に受け取ることができず、心のどこかで怖がることを続けてしまうのでしょう。それは嫌だ(笑)

 

手のひら返しで思い出しました。

何度かこのブログでも書きましたが、私は、小学校5年の時に父が亡くなった後、母が新たに住居を購入したため、東京から横浜に転居しました。つまり、転校しました。

その転校先で、6年生の時、所属していた女子グループの全員から、ある日突然、無視をされました。まあ、ツラかったですよね。それまで友達と一緒に下校していたのに一人ぼっちで帰りながら、父親が死んだことを恨みました。パパが死ななかったら東京の学校にずっといれたのに~!そしたらこんな目に遭わなかったのに!って(笑)無視された理由も全然分からなかったし、結局、後に和解してからも最後まで分かりませんでした。きっと「気分」だったのかな、と思います。この体験のおかげで?私の思考優位人生が始まったのかもしれません。

とはいえ、無視をしていたのは、幸いクラスの全員ではなく、グループの構成員(笑)だけだったので、私は、他のグループの子たちと仲良くなって事なきを得ました。無視自体も2か月くらい?で終了し、今度は首謀者の子が無視されるという、まあ女子あるあるの流れになったのですが(私がやり返したと言っても過言ではない)、中学に上がったら、なぜかお互い普通に話すようになりました。

 

この一件について、私は、長い間、やり返したからいいんだ!あんな酷い目に遭ったんだから当然。目には目を、歯には歯をだよ!それに仲直りしたし!!私悪くないもん!と思っていました。

心理的に見れば、被害者から加害者に転じたうえで、罪悪感を隠蔽するため自己正当化をしてきたわけです。

自分の反撃力の大きさに恐れおののいた部分もあり(これは弁護士の仕事でもそう思う時がある)、首謀者の彼女がさほど傷ついた様子もなかったけれど、自分が傷ついた分、彼女を傷つけてしまったという罪悪感があるのです。

 

この感じ。

胸の真ん中に重くてどろどろゴツゴツとした暗色系の塊のようなエネルギーが、ぐるぐると渦巻いている感じ。一言で言えば、モヤモヤする感じ。

この被害者マインドと罪悪感があるから、たぶん、大人になってから、似たような出来事に遭遇すると、「手のひら返しが怖い!」と身を固くして、疑うような不自然なこわばった反応をしてしまい、かつ、どこか「私、被害者だから悪くないもん」という態度を取ってしまい、結果、憧れをもって近づいてきてくれた女性たちの中の何か(それは彼女たちの問題)を反応させて、手のひら返しをされてきたのかな、いや、「私が手のひら返しをさせてきた」のかな、と思います。

 

被害者でもなく、加害者でもなくなるためには。

許すことが必要ですよね。私を無視した彼女を。やり返した自分を。

似たような記事をこの前書いたばかりですね(笑)パートナーシップも、他の人間関係もそこは同じ。

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で、許す相手は、実は、もっと深いところにも、おりまして。

 

ご想像がついた方もおられるかもしれませんが。

そう。母です。

 

私の原初体験で、手のひら返しをしたのは、おそらく、母。「女の人は手のひら返ししをする」という思い込みができたのは、弟が生まれた後、母が以前ほど私の面倒を見なくなったことに、幼児の私が寂しがって怒っているからでしょう。

そんなこと、今更言っても仕方がないことだと、とうの昔に納得していたつもりだったけれど、どうやらまだあったみたいです。

 

ちなみに、「男の人って優しい」という思い込みは、父のおかげ。ファザコンですな(笑)

 

そう。謎が解けた。

 

誰も、悪くない。

誰も、悪くない。

ただ、その時その状況で、一生懸命生きていただけ。今にして思えば、幼かっただけ。

 

きっと、これからは、私、女性の手のひら返しが怖くなくなる気がしています。

 

★参考記事

www.masamiogw.com


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