海が、好きだ。
大好きだ。
いつまでも見ていても、飽きないし、
シュノーケリングをするのも飽きない。
おかげで、Tシャツを着て泳いでいたにも関わらず、背中が真っ赤になったこと数知れず。
海の中にいると、生命の源に触れるような、海水が全てを洗い流してくれるような、そんな心地がする。
一方で、海の深いところまで行き過ぎるのは、怖い。
いつかこのまま地上に戻れなくなってしまうのではないか、という生存本能に基づく恐怖と、それでもいい、と思ってしまいそうな、どこか甘美な誘惑。
でも、私は、生きて、生きて、生き抜くんだ。
そう決めているんだ。
だから、大好きな海の、恩恵も理不尽も超えたところで、
私は、海を、愛する。