小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

法律

予防法務について。

予防法務の新しいあり方を模索したいと思います。 先日、某電機メーカーから独立した社長さんとお話した(飲んでいた笑)際、弁護士にコメントを求めると、保守的な回答、こちらも予測がついている回答しか来ないとぼやいていました。 確かに、そうであろう…

『海辺のカフカ』読了。

いやはや。 時間がかかりましたが、村上春樹著『海辺のカフカ』を読み終わりました。やれやれ。笑 この作品は文庫本は上下巻になっており、私は、上巻をおそらく6年くらい前に買って、50ページほど読んでから、ずっと放置していました。 ところが、先月、…

My Works(attorney at law)④あえて前に出ない弁護士 その3

だいぶ古い記事の続きです。 かれこれ10か月経過しまして、上記案件が無事、法律問題は全て解決しました。 遺産分割協議書や通知書、合意書を作成し、私は代理人とはならず継続ご相談をしながら、なかなかの困難事案でしたが、ご本人の頑張りもあり、無事、…

約束は、守らなければいけないものなのか?

行動すると、発見があり、その発見から観念を書き換えて、制限が外れ、それまでの自分を超えられる。 という話を書きました。 超えるというか、或いは、本当の自分に戻っていくことなのかもしれません。 今朝また、ふと、私の中の1つの観念に気がつきました…

びっくりするほど青い紫陽花と幸せを感じる心について。

近ごろ、天候も不安定だが、私の心も不安定。 たぶん、5月が忙しすぎて、外にばかり目を向けていたから、ほっと一息ついた時に、私の中の私が、「私を見てよ!ケアしてよ!」と暴れているのかもしれません。 そんなときに限って、 紛争の全体を把握せず断片…

書家になる。

書家を名乗ることにしました。 私は、これまで、仕事というのは、入社試験に合格したり、資格試験に合格したりして、得るものだと思い込んでいました。 たまたま、そういう仕事しかしたことがないからです。 でも、この世の中には、この職業です、と名乗れば…

謎の言動をする夫たち。根底には愛があるような気がしてならない。 その③

友人のご主人がこのブログの更新を楽しみにしてくれているという話を友人から聞きまして。ありがとうございます! 思いもよらないところから読者さんの声を聞くことができると、とっても励みになります。ムフフ www.masamiogw.com このシリーズ、割と好きな…

「お母さん、ごめんなさい。」はもういらない。

私は、人の話を聞くのが得意な方です。 人は、自分の話を聞いて欲しい生き物だというけれど、ホントにそうだなあ、と思います。 みんな、よくしゃべる。しゃべくり倒す。 でも、どちらかというと、この聞く力は、後天的に身に付けたものです。 本来の私は、…

ふわりと、元気。

いよいよ、黄金週間後半ですね。 私は、実は、今年に入ってから、ずっと、暗闇と光を繰り返す、断続的に長く連なる山間部のトンネルの中にいたような気分だったのですが。 (余談ですが、トンネルを通る度に、戦後高度成長期に整備されたインフラの凄さを感…

駅の北側には行ってはいけない。

街というものは不思議なもので、 通りを一本挟んだだけで、ガラリと雰囲気が変わることが、ままある。 土地の磁力のようなものなのか、 人々の意識の力なのか、 理由は分からないけれど、 フラリと通りを入っただけなのに、「ここは危険だ。」と感じる場所が…

事務所会議で「私は寂しい人なんだぜ」と言ったらスッキリした件。

昨夜は、事務所ミーティングでした。 といっても、相方弁護士とその彼女さんの3人だけど。 ※弁護士は同業者との飲み会に80%以上の確率で遅れてくる。なので飲みながら待つの図。 飲みながら、ではありましたが、結構真面目な話をしまして、 ホームページ作…

真面目を緩める。

出産子育てについて真面目過ぎたぜ、私。と気がついて、 さらにまた、仕事でもそうだった。と気がついた。 根が真面目なんだよなあ。 いや、もちろん、仕事は真面目にやってください、って話なんだが。 私が私に課していた完璧主義は、 弁護士は、頼り甲斐が…

物事が自動的に進むとき

結論をコントロールしたくて、 木を見て森を見ずの細部に拘った議論をしたり、 怒りに固執したり、 助けたい、と手当たり次第に弾を撃ったり。 そんなこと全てを手放して。 なるようにしかならない。 と事実を見つめ、 冷静な評価を主張すれば、 物事は、自…

取り戻していいのだ。(バカボン風に)

若かりしころ、私は、楽しいことが大好きだった。 酔って寝ている友達のおでこに「肉」とか落書きしたり、 カラオケでピンクレディーやら中森明菜やらを絶唱して(もちろん、振り付き)、オーディエンスを煽りまくり、めちゃめちゃ盛り上げたり、 友達をあえ…

謎の責任感。謎が解けた。かもしれない。

私は、責任感が強い。 弁護士は責任感が強い人が多いが、ご多分に漏れず、私もなのだ。 えっ?とかいうツッコミは認めない。 責任感が強すぎると自分が潰れてしまうので、あえて表面上は責任感を緩めて振る舞う人も多いのである。ホントよ。 強すぎるあまり…

たまには弁護士業務のお話。

午前中に審判期日に行って、午後は別件の申立書を作成した。そして今日2つめのブログ記事を書く。 なかなかいいペースである(笑) 今日は、というか、最近、私の中で仕事に対する自信のようなものが(10年目にしてやっと!)芽生え始めたのか、納得して…

ネガティブに光を見る。 その②

●その① 「先生のことを、戦友だと思っています。」 クライアントから、そう言われることがある。 戦友。 なんと嬉しい言葉だろうか。麗しさすら感じる。戦いの友。 長引く案件では、クライアントも私も、良い顔ばかりしているわけにはいかず、暗いところ、自…

ネガティブに光を見る。その①

「弁護士(マチ弁)の仕事は、社会の溝さらいだ。」 と、弁護士になり立てのころに先輩から聞いた。 そんなに自虐的にならなくても。。。と思ったものだが、 私自身も、ネガティブなことばかりを扱って、マイナスのものをゼロに戻すだけのこの仕事に、何度も…

嬉しいと思えることが、また嬉しくて。

皆さま、ご無沙汰しております。 何やら怒涛の日々を過ごしているうち、自分自身の内面も変わってきて、 皆さまにお伝えしたいことが変わってきたようで、 ただ、それをうまく言葉に変換するのが難しい時期にあるようです。 まだ温めることが必要なとき、と…

知識ではなく知恵の時代になっている。&お知らせ。

ご無沙汰しております。皆さま、お元気にお過ごしでしょうか。 私は、スピード感や専門知識等をあらわす射手座に幸運の星木星が入宮したためか、公私ともに忙しく過ごしておりました。 さて、 社会で仕事をしていますと、知識は1つの財産、武器になること…

私は、私の仕事を愛している。

以前も書きましたが、夫たちの分かりにくい言動。 増えてるなあ。。という印象です。 最近も、いくつかご相談がありました。 そういう案件を引き寄せているんでしょうか(笑) それで、今日書きたいのは、最近のご夫婦の傾向ではなく。 法的手続や判例の説明よ…

後から、価値に気づく。失った後でなくても。

失った後に価値に気が付くということ。 よくあることです。 健康、愛情などが典型例でしょうか。 今日は、失う前に、価値に気が付いたというお話です。 写真のペリカンのボールペンは、私が司法試験に合格した時に、会社員時代の同期の友人達から貰ったお祝…

人生に起きることに無駄なし。ブログも仕事に役立つ!

人生に起きることに無駄はない。とはよく言ったもので、 嬉しいこと、楽しいことは、温かい思い出となって人生を鮮やかに彩るし、ツラいこと、悲しいことは、深みとなって美しい陰影を残す。 そして、このブログを書いていることもまた、無駄ではない。 ブロ…

それでも、私は、事実を知りたい。

「事実」を隠しても、「気持ち」は隠さなくていい。 と書きました。 これって、我ながら、すごく穏当で大人の意見だなあ。と思ったのです。 人に対しても、自分に対しても、傷つくリスクを最小限にする。 でも。私の場合。 弁護士の性(さが)でしょうか。 それ…

謎の言動をする夫たち。根底には愛があるような気がしてならない。①

夫たちの動きが、奇妙だ。謎だ。 と、ここ数年のあいだ、感じております。 私が離婚等の男女問題で女性のご相談やご依頼を受け、話を伺うと、相手方の男性は、不貞などの分かり易い離婚原因があるわけではないけれども、 とにかく女性には理解し難い言動を取…

自分のコンディションを整えなければ良い仕事はできない。

先日、成立した民事訴訟の和解の件で、お世話になっているベテラン司法書士の先生に登記をお願いしたところ、その先生が、和解調書の内容について、 「先生。良い仕事をされましたね。」 とおっしゃって下さいました。 普段は、「自分が仕事に納得できていれ…

【ご報告】日弁連より決定書が届きました。

先ほど、誤って記事を途中投稿してしまいました。失礼致しました。 今日は、みなさまにご報告があります。 このブログを書き始めた大きな理由の1つであった、終結した訴訟の相手方本人からの懲戒請求案件について、 www.masamiogw.com 本日、私の代理人弁護…

My Works(attorney at law)③あえて前に出ない弁護士 その2

久しぶりに、弁護士のお仕事について書きます。 以前の記事で、私は、弁護士があえて前に出ない(=クライアントの代理人として活動しない)ほうが、紛争解決が、早期に、納得感も高い状態で実現することもある、と述べました。 www.masamiogw.com 最近では…

先生業をしている方の、弱音を吐けなくなる問題について。

私が約9年にわたり、「先生」と呼ばれる職業をしてきて、感じることの1つに、 弱音を吐くことが難しい。 があります。 クライアント、患者さん、教え子等々。 その時々の状況に応じたベストの仕事をしなければならず、時には、人の生死をも左右する。社会…

間違ってるんじゃなくて、違うだけ。とお伝えしたい。

家族と家事の担当範囲でケンカした。友人を遊びに誘ったけれど、断られた。仕事で上司や同僚と意見が対立した。好きな人にフラれた。離婚した。 些細なことから人生の重大事まで、 誰かと意見や希望が対立した時、ついつい、私たちは、「自分を否定された。…